ヘリコプター免許の取得に興味があるものの、下記のような悩みをかかえて、夢を諦めかけてはいませんか? 

  • 「ヘリコプターの操縦ができるようになって、空を飛びたいという夢はあるけど、日々仕事に追われていて、正直なところ時間がない…」 
  • 「ヘリコプター免許の取得は、忙しい日常との両立が難しそう…」

仕事をしていると、忙しさで毎日があっという間に過ぎてしまい、自分のためにまとまった時間を取ることも難しいですよね。この記事では、航空会社でフライトスクールの運営をおこなっている著者が、今までの知見を活かして、上記のような疑問に加え、下記のような疑問を解消します。

  • 仕事をしながら、ヘリコプター免許を取得することは本当に可能なのか
  • 仕事をしながら、趣味でフライトを楽しむためのヘリコプター免許を取得する方法
  • 仕事をしながら、プロパイロットになるためのヘリコプター免許を取得する方法

この記事を読むことで、仕事を続けながらでも、プロパイロットを目指したり、趣味でフライトを楽しんだりするために必要な、ヘリコプター免許を取得する上での疑問が解消されます。諦めかけていた夢を叶えるための手助けとなれば幸いです。

目次
  1. 仕事をしながらでもヘリコプター免許の取得はできる?
  2. ヘリコプター免許は3種類ある
    1. 趣味として楽しむ「自家用操縦士免許」
    2. ヘリパイとして働く「事業用操縦士免許」
    3. 就職後に取得する「定期運送用操縦士免許」
  3. 仕事をしながら自家用ヘリコプター免許を取得する流れ
    1. ステップ1:フライトスクールの入学
    2. ステップ2:フライトスクールでの訓練
    3. ステップ3:学科試験・実技試験
  4. 仕事をしながら自家用ヘリコプター免許を取得した方の体験談
    1. 日本のフライトスクールに通って取得したケース
    2. アメリカのフライトスクールに通って取得したケース
  5. 仕事と訓練の両立のポイント
    1. ポイント1:時間管理を徹底する
    2. ポイント2:モチベーションの維持と目標設定
    3. ポイント3:自分で勉強する力をつける
  6. 自家用ヘリコプター免許取得にかかる費用
    1. 日本フライトスクールの場合
    2. アメリカフライトスクールの場合
  7. 仕事をしながら事業用ヘリコプター免許を取得する流れ
    1. ステップ1:フライトスクールの入学
    2. ステップ2:フライトスクールでの訓練
    3. ステップ3:学科試験・実技試験
  8. 仕事をしながら事業用ヘリコプター免許を取得した方の体験談
  9. 事業用ヘリコプター免許取得にかかる費用
  10. ヘリコプター免許がもたらす新たな可能性
  11. まとめ【ヘリコプター免許ならユニバーサルエアー】

仕事をしながらでもヘリコプター免許の取得はできる?

現在の生活を続けながら、ヘリコプターパイロットの資格を目指すことは、一見難しいように思えます。しかし、仕事をしながらでも、ヘリコプター免許の取得は可能です。

多くのフライトスクールは、それぞれの生活スタイルに合ったカリキュラムを提供しています。スケジュール管理をしっかりと行い、スキマ時間や休日を上手に利用することによって、仕事を続けながらでも、訓練を進められるようになります。

まず、ヘリコプター免許には、飛行する目的によって免許の種類が異なるため、自分の目的に合ったヘリコプターの免許を把握するところからはじまります。必要な免許を把握した上で、どのように仕事と両立して免許を取得するのか、詳しく見ていきましょう。

ヘリコプター免許は3種類ある

ヘリコプター免許の種類は大きく分けて3種類。自家用操縦士免許・事業用操縦士免許・定期運送用操縦士免許とそれぞれ区別された資格が存在します。

趣味として楽しむ「自家用操縦士免許」

自家用操縦士免許とは、趣味として個人的に回転翼(ヘリコプター)の操縦をするための免許です。他者から報酬を得るなどの、事業目的の飛行はできませんが、無償であれば、友達や家族を乗せて飛ぶことができます。機体の共同所有をするフライトクラブに加入して、操縦そのものを楽しんだり、海の上や、自分の住んでいる街を飛ぶ遊覧飛行など、趣味としてフライトを楽しみたい方が取得をする免許です。

ヘリパイとして働く「事業用操縦士免許」

事業用操縦士免許とは、報道の取材や、上空からの遊覧、ドクターヘリや災害ヘリなどといったビジネスを目的として、ヘリコプターの操縦をするために必要な免許です。仕事としてプロのパイロットを目指したいという方は、自家用の免許を取得した後で、事業用操縦士免許を取得する必要があります。

就職後に取得する「定期運送用操縦士免許」

定期運送用操縦士免許とは、ヘリコプターの定期便を操縦するための国家資格です。操縦士の最上位と言われており、もっとも取得が困難となっている免許です。こちらは1,500時間以上の総飛行時間が必要となっており、就職後に何年もの飛行訓練を経てから取得するのが一般的です。

仕事をしながら自家用ヘリコプター免許を取得する流れ

ヘリコプター免許取得の一般的な流れとして、大きく3ステップあります。

ステップ1:フライトスクールの入学
ステップ2:フライトスクールでの訓練
ステップ3:学科試験・実技試験

それでは、各ステップごとに詳しく説明していきます。

ステップ1:フライトスクールの入学

フライトスクールに入学すると、まずは航空身体検査を受けることが義務付けられています。自家用免許を取得する場合には、第二種航空身体検査証明書が必要です。
身体検査の中でも「視力」は非常に重要です。自家用免許の場合は下記が視力の基準になります。

  • 各眼が裸眼で0.7以上の遠見視力を有すること。 
  • 各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の常用眼鏡により0.7以上に矯正することができること。

視力測定のほかに、眼圧の測定や遠近感の検査、色覚の関する検査など、細かく実施されます。
また、レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲となっていますが、こちらは医療機関や眼鏡店で簡単に調べることができます。視力が不安な人は事前に調べておくことをおすすめします。

第二種航空身体検査に関する詳しい項目に関しては、「航空身体検査マニュアル」をご確認ください。

ステップ2:フライトスクールでの訓練

航空身体検査で問題がなければ、次は訓練を行います。実技試験を申請するまでに以下の受験資格を満たしておくことが必須です。

引用元:国土交通省「パイロットになるには」

受験資格としては、総飛行時間40時間が最低限必要になります。ただ、試験を合格するための技量をつけるためには、日本の場合は約100時間ほどの実技訓練が必要になります。また、学科試験対策の座学も約100時間ほどとなります。

一方、アメリカで取得する場合は、日本の試験と比較すると難易度が低いため、実技・学科ともに約60時間ほどで免許取得可能です。また、取得した免許は日本に書き換えも可能です。

日本アメリカ
座学訓練100時間60時間
実技訓練100時間60時間

ステップ3:学科試験・実技試験

スクールでの訓練を終え、飛行履歴をクリアできれば、次はいよいよ試験を受験します。
まずは、学科試験、合格すると口述試験と実技試験を受けます。日本で飛行するためには、「航空特殊無線技士」の資格が必要となります。試験内容は下記の通りです。

学科試験
・航空工学
・航空気象
・空中航法
・航空通信
・航空法規

実技試験
・運航に必要な知識
・飛行前作業
・飛行機および場周経路における運航
・各種離陸および着陸ならびに着陸復行および離陸中止
・基本的な計器による飛行
・空中操作
・野外飛行および形式の特性に応じた飛行
・異常時および緊急時の操作
・航空交通管制機関等との連絡
・総合能力

晴れてすべての試験に合格すると、自家用操縦士免許を取得することができます。

仕事をしながら自家用ヘリコプター免許を取得した方の体験談

実際に仕事をしながらも、ヘリコプター免許を取得された方々は多く存在します。ではどのようにして忙しい日常と両立させたのでしょうか。体験談をもとに、その秘訣や経験を詳しくみていきましょう。

日本のフライトスクールに通って取得したケース

こちらの方は、仕事と訓練を両立させるためにスクールの通いやすさを重視して、仕事終わりに座学、休日に実技という訓練スケジュールで、自家用免許を取得されています。

仕事をしながら訓練をするのは大変でしたが、自分で決めてやることにしたのだから頑張りました。

まず、フライトスクールですが、会社が土日と祝日が休みのため、休みの日はすべて訓練が受けられるように自宅から車で1時間で通える学校を選びました。

基本的な訓練のスケジュールとしては、平日に座学、土日・祝日に実技訓練をしていました。

座学は特殊無線通信士や学科試験対策があり、平日の夜、仕事終わりにフライトスクールに通い、1〜2時間ほど受講していました。順調に座学は進み、すべて一発合格することができました。

実技訓練は、仕事がお休みの日にできる限り実施しました。ただ、実技訓練はどうしても平日の5日間は実施できないため、いかに習った内容を忘れないか、技術を落とさないかが大変でした。そのため、仕事後の平日の夜はトレーニングのマニュアルに目を通したり、操縦方法を解説する動画を見たりと勉強やイメージトレーニングをおこなっていました

実技試験を申請してから受験日までの約1ヶ月の間は、実地試験の口頭試問対策や実地試験対策訓練を重点的に行いました。

試験は平日のため、何とか休みを取って実地試験を受けました。

当日は朝早くから整備士の方々に機体の準備をしていただき、スタッフの方が試験官を迎えに行って、もちろん試験立ち会い教官ともう1人教官にもサポートしていただき受験しました。

すべてのスタッフの方々からサポートしていただき無事に合格することができ、念願のヘリコプターパイロットライセンスを取得しました。

要約元:仕事をしながら訓練して就職した方のケース

平日は仕事を終えた後に座学の受講に加えて、飛行手順の暗記やイメージトレーニングを積極的にされていたとのことでした。自主的に勉強をするかしないかで、上達の差が生まれ、大きく変わります。

アメリカのフライトスクールに通って取得したケース

アメリカにある当校の卒業生の中には、日本で仕事をしながら、ゴールデンウィークや年末年始の長期休暇、さらには有給休暇を利用してスクールへ通い、約1年という期間で自家用ヘリコプター免許を取得された方もいます。

アメリカのフライトスクールを選んだ理由は、日本のフライトスクールよりも費用が安くもともと海外に興味があったからです。

入校して、アメリカで実技訓練をはじめる数ヶ月前から、日本で学科試験対策の勉強をやりはじめました。仕事と両立して勉強する日々はとても大変でしたし、時間の管理はすごく大切でした。訓練期間中は出来るだけ実技訓練に専念したかったので、週末や祝日もずっと勉強にあてて、学科試験の勉強に取り組むようにしました。

アメリカにいる間のスケジュールですが、実技訓練の毎日でした。朝から夕方までみっちりと訓練をしていただいてついていくのがやっとでした。訓練が終わってからもその日の復習と次回の予習が欠かせませんでした。

初めて経験することばかりで、自分でもうまく操縦できるようになるのか不安になり落ち込んでしまうこともあったのですが、先生や同級生のサポートもあって、徐々に自信を持って飛行することができるようになりました。また、海外に興味はあったものの、英語には自信がなかったので、日本語で訓練を受けることができて安心しましたし、分からない事をすぐに聞けたことがすごくよかったです。

1年の中でゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始、有給休暇を利用して、数回にわたってスクールに通いました。毎回の滞在は短期間だったので、効率的にスケジュールを組む必要がありました。時差ボケや長期フライトの疲れが出てしまうことがありましたが、ヘリコプターを操縦したいという強い思いで、勉強に励むことができました。

訓練を終えて日本に帰ってきて、次の訓練までの期間がどうしても空いてしまうので、これまでに習ったことや失敗したことを忘れないために、日本にいる間も操縦の動画をみながらイメージトレーニングをしたり、飛行手順を確認したりと繰り返し勉強をしていました。

先生や周りの人たちのサポートがあったからこそですが、自分なりに諦めずがんばってきた成果もあり、学科試験、実技試験ともに一回目で合格することができました!つらい時もたくさんあったのですが、この困難を乗り越えられたことで、得られたものは大きかったです。

異文化の中での生活は、自分自身の視野を広げる良い経験となり、色んな状況下での対応能力を高めることができたのは、ユニバーサルエアーで学ぶことができたからだと強く思います。

アメリカでの訓練期間中には、毎日予習・復習をされており、日本にいる期間中も、週末や祝日をずっと勉強にあてていたとのことでした。長期休暇を利用して訓練を行なう場合、訓練と訓練の間が数ヶ月と空いてしまうので、モチベーションの維持がとても大切になってきます。

モチベーションを保ち続けることは、決して簡単なことではありませんが、ヘリコプターを操縦したい、という明確な目標や強い思いがあったことで、免許取得へと繋がっています。

ユニバーサルエアーでは、アメリカでの飛行機免許取得サポートを行っていますので、気になった方は下記より資料請求をお願いします。
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仕事と訓練の両立のポイント

体験談を通して、まとまった訓練時間を確保することができない場合でも、日本での訓練では仕事終わりや週末を、アメリカでの訓練では長期休暇を利用して学ぶことが可能だということがわかりました。そこで、体験談から得られた仕事と訓練の両立ポイントをいくつかまとめてみました。

ポイント1:時間管理を徹底する

ご紹介した体験談にもあったように、時間管理を徹底することは大切です。

訓練の期間が空いてしまうほど、スクールで学んだことを忘れてしまうリスクがあります。そうならないためにも、通勤時間や寝る前などのスキマ時間を利用して、座学レッスンの内容を復習したり、飛行のイメージトレーニングを積極的に行なう必要があります。

具体的なスケジュールや、やることリストの作成をして、無駄な時間を減らす工夫をすることで、毎日の時間を最大限に生かすことができます。

ポイント2:モチベーションの維持と目標設定

仕事と訓練を両立させるためには、学習意欲を維持させることが大切です。自分の目標を明確に設定しておくことで、学習の方向性が定まり、モチベーションも保ちやすくなります。また、フライトスクールや同じ目標を持つ仲間とのコミュニケーションを深めることで、モチベーションを高め合うことができます。

ポイント3:自分で勉強する力をつける

仕事と訓練を両立させる上で、自分で勉強する力を身につけることが大切です。訓練の時間だけ勉強をすればいいという訳ではなく、訓練の時間外でどれだけ勉強するかが重要になります。

自分で繰り返し復習を行わなければ、学習内容や知識が定着することはありません。
予習・復習はもちろん、操縦方法の動画などを活用しながらイメージトレーニングを繰り返し行なうようにしましょう自分で勉強する力を身につけることは、仕事との両立だけでなく、ヘリコプターパイロットとしてのスキルアップにも繋がります。

自家用ヘリコプター免許取得にかかる費用

まずは自家用ヘリコプター免許にかかる費用を説明していきます。自家用免許は日本で取得する方法とアメリカで取得する方法があり、それぞれでかかる費用が異なります。

日本フライトスクールの場合

日本のフライトスクールの場合、約820万円〜1,270万円ほどかかります。これらの訓練費用の内訳は下記になります。

・入学金
・教材費
・座学訓練費
・飛行訓練費
・機体のレンタル費
・その他費用(燃料費・保険代・空港利用料など)

各項目でかかる金額を下記にまとめてみました。

項目単価回数費用
入学金20〜40万円1回20〜40万円
教材費20〜30万円1回20〜30万円
座学訓練費0.5〜2万円/時間80時間40〜160万円
飛行訓練費(機体レンタル含む)7〜10万円/時間100時間700〜1,000万円
その他 費用20~40万円1回20〜40万円
合計820万円~1,270万円
日本フライトスクールの費用の内訳

アメリカフライトスクールの場合

アメリカのフライトスクールの場合、約500万円〜の費用がかかります。訓練費用の内訳は下記にまとめてみました。

項目単価回数費用
入学金20〜30万円1回20〜30万円
教材費10〜20万円1回10〜20万円
座学訓練費1万円/時間60時間60万円
飛行訓練費(機体レンタル含む)5〜6万円60時間300〜360万円
その他 費用30〜50万円1回30〜50万円
アメリカ訓練に必要な手続き20〜30万円1回20〜30万円
往復の航空券10万円3〜5回30〜50万円
海外保険代2〜3万/月3ヶ月6〜9万円
宿泊費0.5〜1万円/日90日30〜90万円
合計506万円~699万円
アメリカフライトスクールにかかる費用の内訳

日本で仕事をしながらアメリカのスクールに通う場合、訓練のスケジュールによって、渡米回数が異なります。

仕事をしながら事業用ヘリコプター免許を取得する流れ

事業用操縦士免許を取得するには、下記の飛行時間に関する要件を満たさなければいけません。また、機長として飛行する際に「航空無線通信士」「第一種航空身体検査」が必要となります。それでは、各ステップごとに詳しく説明していきます。

ステップ1:フライトスクールの入学

フライトスクールに入学して、航空身体検査を受けます。事業用免許を取得する場合には、第一種航空身体検査証明書が必要です。第一種航空身体検査は指定された医療施設で行われます。年に1回の更新が必要となります。

  • 各眼が裸眼で0.7以上及び両眼で1.0以上の遠見視力を有すること。
  • 各眼について、各レンズの屈折度が(±)8ジオプトリーを超えない範囲の 常用眼鏡により0.7以上、かつ、両眼で1.0以上に矯正することができる こと。

第一種航空身体検査に関する詳しい項目に関しては、「航空身体検査マニュアル」をご確認ください。

ステップ2:フライトスクールでの訓練

航空身体検査で問題がなければ、次はフライトスクールに入って訓練を行います。実地試験を申請するまでに以下の受験資格を満たしておくことが必須です。

引用元:国土交通省「パイロットになるには」

ステップ3:学科試験・実技試験

スクールでの訓練を終え、飛行履歴をクリアできれば、次はいよいよ試験を受験します。日本で飛行するためには、「航空無線通信士」の資格が必要となります。
試験内容は下記の通りです。

学科試験
・航空工学
・航空気象
・空中航法
・航空通信
・航空法規

実技試験
・外部視認飛行
・野外飛行

学科試験、口述試験、実技試験に合格すると事業用操縦士免許を取得することができます。

仕事をしながら事業用ヘリコプター免許を取得した方の体験談

つづいて、仕事をしながら事業用ヘリコプター免許を取得した方の体験談をご紹介します。こちらも同様、体験談をもとにその秘訣や経験をみていきましょう。

自家用操縦士免許を取得して、引き続き事業用操縦士の訓練へ進むことを決心しました。

仕事後の平日の夜はしっかりと勉強やイメージトレーニングをおこない、仕事が休みの日は極力飛行訓練をおこないました。

事業用操縦士の学科試験は自家用に比べて難易度が上がり難しかったのですが、試験対策資料や教官からの適切な指導により、こちらも一発合格することができました。

ナイトフライトは自家用の訓練時に経験していましたが、事業用の場合は夜間の飛行5時間と、機長として5回の離着陸訓練が必要でした。月明かりや地上の照明などを確認し、しっかりと計器をみて姿勢を確認するように飛行しました。

基本計器飛行の訓練をして、事業用の実地試験に必要な飛行経歴を満たすことができたので、試験の申請をしました。申請後は、本格的に口頭試問対策と実地試験飛行科目の訓練を行いました。試験の本番に備えて、実際に試験をやっているかのように1日通しで予行試験もやっていただきました。

口頭試問では、事業用操縦士として必要な知識についていろんな質問をされました。飛行試験では、日頃行っている操縦を心がけ、緊張を抑えながら各科目をなんとかクリアしていき、最後には試験官から、合格の言葉をいただくことができました。

自家用ヘリコプター免許、事業用ヘリコプター免許ともに、働きながら資格の取得を目指す人にとって、どれだけ時間を有効に活用して、勉強ができるかが重要となります。

要約元:仕事をしながら訓練して就職した方のケース

予習・復習はもちろん、今できることはやっておくこと。勉強やイメージトレーニングを積極的におこない、知識を完璧にしておくことで、同じ失敗を避けることができます。

事業用ヘリコプター免許取得にかかる費用

事業用操縦士免許を取得するのにかかる費用は、1,300万〜1,500万円ほどです。自家用免許取得後、事業用申請に必要な機長時間付けなどの準備が済んでいる場合は、追加訓練として500万円ほどの費用がかかります。

ヘリコプター免許がもたらす新たな可能性

ヘリコプター免許を取得した後の生活は、多くの人にとって一変するものとなります。まず、自家用ヘリコプター免許を取得することによって、プライベートでヘリコプターを操縦することができるようになり、交通渋滞を気にする必要がないので、短時間で目的地に到着することができます。週末の小旅行や遠方の家族の訪問にも簡単にアクセスすることができるようになり、休日の過ごし方も豊かになります。上空から夕日や夜景を眺めるなどといった、普段の生活では味わえないような経験ができるようになります。

つづいて、事業用ヘリコプター免許を取得することによって、プロのパイロットとして職に就くことができるようになり、キャリアの選択肢が広がります。航空関連の仕事はもちろん、空撮、救助活動などの特別な職種への道も考えられます。また、ヘリコプター関連のイベントやセミナーに参加することによって、人脈を広げることが可能です。同じ趣味を持つ人々との出会いが増え、新たなビジネスチャンスを得ることができるかもしれません。

まとめ【ヘリコプター免許ならユニバーサルエアー】

いかがでしたでしょうか?実際の体験談を通して、仕事と学習のバランスがどのように取ることができ、またはどのような工夫ができるのかを具体的に知ることができたと思います。日常の仕事に加えてヘリコプター免許取得のための勉強や訓練を行なうことは、時間管理能力や継続的な努力が求められ、時間的・精神的に大きなプレッシャーを感じてしまうかもしれません。しかしながら、ヘリコプターの操縦は、新たなキャリアをスタートさせることができるだけでなく、日常生活にも多くの魅力をもたらします。プロとしてだけでなく、趣味としても、夢のある資格だと思います。

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