飛行機やヘリコプターが好きな人の中では、プライベートパイロットライセンスという言葉を聞いた事がある人もいるのではないでしょうか?ただ、以下のような疑問を持っている人も多いかと思います。

・そもそもプライベートパイロットライセンスとは何?
・プライベートパイロットライセンスを取得したらどういったことができるの?

航空業界の情報はネットでも少ないですし、いまいちイメージが湧いていない人も多いですよね。この記事では、航空業界でフライトスクールの運営をおこなっている著者が上記のような疑問から、今までの知見を活かして下記のような疑問までを解消します。

・プライベートパイロットライセンスの取得にかかる費用とその期間
・プライベートパイロットライセンス取得の難易度

記事を読むことで、パイロットを目指したり、趣味でフライトを楽しんだりするための疑問が解消され、目標を叶えるための次の行動を起こすことを実現します。

プライベートパイロットライセンスとは?

プライベートパイロットライセンス

「プライベートパイロットライセンス」は、英語表記でPrivate Pilot Licence(略称PPL)と言い、アメリカの航空免許で、趣味として飛行機・ヘリコプターなどの航空機を操縦するのに必要なライセンスです。日本の同様の免許は、「自家用操縦士」免許と言います。アメリカで取得した「プライベートパイロットライセンス」は、学科試験を合格し書類申請することで、日本の「自家用操縦士」も取得することができます。

また、アメリカで航空機を用いた仕事をするためには「コマーシャルパイロットライセンス」(英:Commercial Pilot Licence、略称:CPL)の取得が必要で、日本の同様の免許は「事業用操縦士」免許と言います。プライベートパイロットライセンスで、仕事をすることができませんが、家族や友人と一緒に乗せることができたりと、アメリカで趣味としてフライトを楽しむことができます。

プライベートパイロットライセンス(PPL)の取得までの流れ

アメリカでの「プライベートパイロットライセンス」取得の流れは大きく3ステップです。

ステップ1:アメリカでフライトスクールの入学
ステップ2:フライトスクールで学科・実技の訓練
ステップ3:学科試験・実技試験の合格

免許取得には当然ながら航空機を用いた実技訓練が必要になります。そのため、基本的に車の免許と同様に、航空機の取得をサポートする学校(フライトスクール)に入校して免許取得を目指します。

ステップ1:フライトスクールの入学

プライベートパイロットライセンスの取得をサポートしているフライトスクールを探し、入校します。アメリカでの学校探しの注意点としては、そもそもアメリカ航空局の認可がない学校でVISA取得ができなかったり、現地のインストラクターが英語ネイティブのため英語が苦手な方だとスキルの習得が遅くなったりすることがあります。

当校はアメリカ航空局の認可済みで、インストラクター&スタッフの9割が日本人です。合格率も98%高く、安心して免許取得を目指せます。ご興味のある方はサービスサイトから資料請求をお願いします。
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ステップ2:フライトスクールで学科・実技の訓練

入校しましたら、日本滞在中に学科試験の勉強とアメリカのVISA取得をおこないます。学科試験の対策は半年前からおこなうことをおすすめしております。そのため、渡米日時が決まっておりましたなるべく早いタイミングで学科の勉強対策をすることをおすすめします。

無事、アメリカに渡米となりましたら、アメリカにて航空機を用いた実技訓練をおこないます。アメリカで取得する場合は、日本の試験と比較すると難易度が低いため、実技・学科ともに約60時間ほどで免許取得可能と言われています。そして、取得したアメリカのライセンスは日本版に書き換えも可能です。

訓練項目日本の必要時間アメリカの必要時間
座学訓練100時間60時間
実技訓練100時間60時間

ステップ3:学科試験・実技試験

スクールの訓練で一定の基準を満たしたら、試験を受験します。試験は「学科試験」「実技試験(口述試験を含む)」の2つがあり、どちらも合格すると、はれてプライベートパイロットライセンスの取得することができます。

先述した通り、「プライベートパイロットライセンス」は日本の学科試験合格とその後の書類申請にて、「自家用操縦士」免許に書き換えることができます。ただ、日本で飛行するためには、「第二種航空身体検査証明」「航空特殊無線技士」の資格が必要となります。

意外と簡単!?プライベートパイロットライセンス取得の難易度

実は、飛行機免許やヘリコプター免許の取得はそこまで難易度が高くありません。フライトスクールによっては合格率を公開している学校もありますが、事業用のライセンスを含めても90%を超えています。

新日本航空様の合格率
スカイネットアカデミー株式会社の合格率

上記は日本のフライトスクールの合格率になりますが、アメリカは難易度が低いため、より合格率は高いです。そのため、フライトスクールの訓練費を支払うことができれば、自動車免許と同様に、ほとんどの方が『プライベートパイロットライセンス』を取得することは可能です。

必要な勉強時間や他の資格との難易度の比較などは別記事でまとめておりますので、ご興味がある方は合わせてご覧ください。
「飛行機免許取得の難易度や合格率とは?0から初めてどれくらいで取れる?」の記事を見る⇒
「ヘリコプター免許取得の難易度や合格率とは?0から初めてどれくらいで取れる?」の記事を見る⇒

プライベートパイロットライセンス(PPL)の取得にかかる費用

今回は、アメリカの「プライベートパイロットライセンス」と日本の「自家用操縦士」を取得するのにかかる費用をご紹介していきます。結論からいうと、アメリカでは日本の約2分の1の金額にて免許を取得することが可能です。

アメリカで取得する場合:日本でかかる費用の約2分の1

飛行機とヘリコプター免許取得にかかる金額は、機体のレンタル費用が違うため、大きく違います。アメリカでの自家用操縦士免許取得の相場費用としては下記になります。

免許の種類取得にかかる金額
飛行機免許約426万円〜589万円
ヘリコプター免許約486〜659万円
アメリカでかかる自家用操縦士免許の取得費用

国内で「自家用操縦士」を取得する場合の費用:約1,000万円以上

日本での飛行機・ヘリの「自家用操縦士」免許を取得する際の費用相場は下記になります。

免許の種類取得にかかる金額
飛行機免許約695万円〜1,092万円
ヘリコプター免許約820〜1,270万円
日本でかかる自家用操縦士免許の取得費用

日本・アメリカでかかる費用の内訳や各項目の金額に関して下記の記事にて詳細に説明しておりますので、興味ある方はご覧ください。

費用もそうですが、「プライベートパイロットライセンス」を取得するのはアメリカがおすすめです。アメリカでの取得には下記の3点のメリットがあります。

  • 免許取得にかかる費用が安い
  • 免許取得の難易度が低い
  • かかる期間が短い

それぞれに関して説明していきます。

免許取得の費用が安い

先ほどお伝えしたように、アメリカで免許を取得する場合、日本でかかる金額の約2分の1の金額で免許を取得することが可能です。理由としては、日本は機体のレンタル費用が高いことと、試験の難易度が高く訓練時間が長くなるためです。

例えば、飛行機免許の場合、日本で1時間レンタルすると約8万円ほどかかりますが、アメリカは約2.5万円と約3分の1の金額になります。日本では機体を使った訓練に約100時間かかるため、8万円×100時間で機体のレンタル費用だけで800万円ほどかかりますが、一方、アメリカの場合、必要な訓練時間は約60時間のため、2.5万円×60時間で約150万円ほどで済むためです。

アメリカの航空留学では、もちろん、渡米費用や保険代、VISA取得費用などがかかりますが、それらを加えたとしても、最終的な金額は日本の約2分の1となります。

免許取得の難易度が低い

日本の自家用操縦士免許は、海外と比較して求められる技術&知識の水準が高いです。実際に、平均訓練時間は、日本は約100時間、アメリカは約60時間とアメリカは日本の約半分の時間で免許取得が可能です。

免許取得の期間が短い

アメリカでは取得にかかる期間も短くすみます。日本で免許を取得する場合は、約6ヶ月〜1年ほどかかりますが、アメリカでは約2〜3ヶ月ほどの期間で取得が可能です。理由としては、上記にて説明しているような試験の難易度の高さと日本の天候です。

飛行訓練は天候との勝負で、自家用操縦士の訓練では、コックピットから外の状況を明瞭に把握することができない雨やくもりの場合は訓練をすることができません。そのため、雨やくもりが多い日本では訓練することができないケースも多く、期間も長くなる傾向にあります。

当校はアメリカのロサンゼルスで訓練を実施します。ロサンゼルスは平均すると月に2〜3日ほどしか雨がふらないため、ほとんど毎日、効率的に訓練することができます。そのため、免許取得期間も短くなります。
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まとめ:プライベートパイロットライセンス取得ならユニバーサルエアー

今回の記事では、プライベートパイロットライセンスとは何か?取得の流れや難易度、費用に関して説明しました。ご紹介した通り、実はアメリカは日本より難易度も低く&安くライセンス取得することが可能です。航空機の操縦をしてみたいと思った方はぜひその夢を諦めることなく実現に向けて動いてみてはいかがでしょうか?

当校では、アメリカにて航空機ライセンスをサポートするフライトスクールを運営しております。プライベートライセンスを取得したい方だけではなく、日本やアメリカでパイロットとして就職したい方もご支援しておりますので、ご興味のある方は下記からお問い合わせください。
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